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よわい犬ほどよく吠える

ジャニーズに興味がなかった私がジャニーズに落ちた。今なお沼を遊泳中。無断転載禁止。(例:スクリーンショット・コピペなど)

中間んち物語を至極真面目に分析してみる

和訳+深読み ポエミー分析

「なにわともあれ、ほんまにありがとう」発売おめでとうございます!!

 本当に素敵なDVDだし、元気が出る内容だった。

今回はショータイムの部分はすっ飛ばし、「道頓堀一丁目中間んち物語」について書いていきたい。

見ていない方のために説明すると、「道頓堀一丁目中間んち物語」とはジャニーズWESTがやっている吉本新喜劇風コントであり、中間一家と、その近所に住む藤井巡査が登場する物語である。

まず中間一家の家族構成から。

中間一家は、母である淳子さん、おじいちゃん、そして長男(崇裕)、長女(智子)、次男(大ちゃん)、赤ちゃん(望)の4人兄弟の計6名で構成されている。

このコントを見た上で、真面目に分析してみると色々突込みどころ、というか深く掘り下げられそうな点がたくさん見つかったので、今回はそれらについて書いていきたい。

1. 桐山家じゃなくて中間家?

この家族は、中間一家である。各登場人物の名前は演じている本人たちの名前を元にしているため、中間姓は淳子さんのものだと考えられる。すると照史父さんは婿入り養子になったことになる。すると、中間家の仏壇に桐山家の(しかも男だけの)遺影を飾るのもおかしな話である。

ここで注目したいのは故・照史お父さんのセリフ。照史父さんは流星くんを階段落としさせながら、「人の嫁はんをとろうとする奴が出てくると思ったから、私がこういう設計にしておいた」と言っている。つまりこの家は照史父さんの設計のもと作られているのである。

ということは、中間姓だけいただいて、完全に別々で暮らしているのだろう。もしかすると駆け落ちだったのかもしれない。

2. 大ちゃんの年齢は?

かなり子どもが多い中間家。女手ひとつで育てる淳子さんは相当大変だろう。

気になるのは重岡くんこと大ちゃんの年齢。散々淳子母さんに「受験は?」などと言われていることから考えても、多分受験生だろう。そして一芸入試の時に「俺が大学に新しい風を吹かせます!」と答えていることから、多分受けるのは大学。ということは大学受験中の高校3年生だろう。

…とするとおかしい。

濱田くんは明らかに、学ランの感じからいって中学生、もしくは高校生。

長男であるということを考えると高校生だろう。しかし、高3だとすれば大ちゃんとかぶっているのである。

考えられるのは

1) 重岡くんがアドリブで「大学に…」と言っただけで実際大ちゃんは中3設定。

2) 淳子さんが濱ちゃんを産んだ直後に大ちゃんを身ごもり産んだため、ギリギリ両方高3な可能性。

3) 実は濱ちゃんと大ちゃんは双子

4) 濱ちゃんは留年している

5) 大ちゃんが飛び級している

4の留年説は濱ちゃんがヤンキーであることも踏まえると有り得そうな気がする。

しかし、大ちゃんの子供っぽさ、またまだ素直にお兄ちゃんに甘えていることも踏まえると1の言い間違い説もあながち否定出来ない気がする。残念ながら当時私は公演を見ていないので、収録されていない公演でも重岡くんが「大学」と発言したかはわからない。*1

3. 長男と長女、どちらが年上?

さて、ここでさらに登場するのは智子である。

智子は長女、と書いてあるが濱ちゃんと智子、どちらが年上なのかについては書かれていない。少なくとも「大ちゃん勉強頑張ってるからお姉ちゃんが夜食作ってあげる!」と言っていることから、重岡くんより年上なのは確実だろう。もしも濱ちゃんと大ちゃんの歳の差が少ないと考えると、その間に智子が入り込める可能性は限りなく低い。ということは上から順に、智子>濱ちゃん>大ちゃん>望 というのが妥当だろう。

智子は多分学校には行っておらず、高校だけ出て家のお手伝いをしているのだろう。なんといい娘だろう…。

 4. 男系の遺伝子

中間家に飾ってる、先祖の遺影の写真を見てみると、左から照史、照史、派手な照史。

左が一番古い写真だと仮定すると、

ひいひいじいちゃん、ひいじいちゃん、お父さんの遺影だと思われる。

つまり一番派手な遺影が、一番最近亡くなった照史お父さんのものだろう。

ここで注目していきたいのは圧倒的「照史」の血の濃さ。

ひいひいじいちゃんも、ひいじいちゃんも、お父さんも、そしてまだ生きているおじいちゃんも。どう見ても全員照史である。 *2

故・お父さんにはひいひいじいちゃんの血が1/8しか通っていない。だがひいひいじいちゃんにそっくりである。

そしてこのお父さんは淳子さんと結婚し、子供を4人授かった。

…ところがこの子供たちは全然照史に似ていないのである。

おかしい。

ここまで、(遺影を見る限り)子供たちはお父さんにそっくりなのだ。父方の形質が強く残っている。照史側の遺伝子が優性(次世代で表現されやすい)なのだろう。しかし淳子さんとの子供たちはどうだろうか。まったく照史父さんに似ていない。

これが何を意味するか。

考えられるのは、淳子さんの血筋の形質が優性だったということ。

もしくは、淳子さんは浮気をしていたということである。

しかし、藤井巡査からの告白を「ダメ、私には子どもがいるの」と断っていることから淳子さんは子供たちを大事にしていることが伺える。ということはきっと浮気ではなく、突然変異、もしくは純粋に淳子の遺伝子が照史の遺伝子より優性で、両方の形質が子どもたちの世代で表現された、と考えるほうが自然だ。

もうひとつ気になるのは、父方の家族の短命さである。

遺影とは、多くの場合死んだ年齢に近いものを使うため、ひいひいじいちゃん、ひいじいちゃん共にかなり若くして亡くなっているのである。じいちゃんだけがかなり珍しいケースである。突然変異でも起こったのだろうか。

故・お父さんも、ちゃぶ台の横に座っているときに急に日本刀が飛んできてささって死亡、というかなりドラマチックな死に方で、若くして死んでいる。

5. 幽霊登場

そしてこの照史お父さんの幽霊はコント中盤で登場する。

幽霊になって出てくるということは、この世に未練があるということである。

照史父さんのこの世への未練とはなんなのか。もちろんタッキーの映っているパンフも欲しいだろうが、きっと大黒柱がいなくなったあと淳子達が幸せに生活できているのか気にしているのだろう。

「淳子を呼んでも私のことは見えへんからね」と藤井巡査に対し言っているところから、これまでに、自身が幽霊になったということに気付いた上で淳子にコンタクトをとろうとしたことがあるのだろう。家族の誰にも気づいてもらえなかったときはどんな気持ちだったのだろう。そんな照史父さんが淳子さんに歌いかける歌が、滝沢くんのWITH LOVEである。

かけがえない時間を ともに生き

いつも心は繋がってる たとえ

遠く離れていようとも

忘れないよ この思い

(滝沢秀明/WITH LOVE) 

この歌が何よりも照史父さんの淳子さんへの思いを表しているではないだろうか。そして、お金の入った封筒と共に仏壇から現れた照史父さんが、最後に残すセリフが

「では皆さん、幸せにくらすんやで!」である。いいお父さん。

 

そして、家族は「お金が見つかったからええかー!」と笑顔でまた日々を歩んでいく。まぁなんとも素敵な物語である。望の年齢から考えても、照史父さんが死んでからそんなに時間は経ってないのだろう。しかし、子供たちもお母さんも気丈に、楽しそうに生きている。貴重品を仏壇においておくところも含め、すごく昭和の家族、という感じが出ている。吉本新喜劇感といい、昭和の感じといい。何故「ベタ」というのはこんなに落ち着くんだろう。

*1:6/20 22時追記:大ちゃんはおそらく全公演通して大学受験と言っていたという情報を頂きました。ありがとうございます。

*2:もちろん全員桐山照史なのだが