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よわい犬ほどよく吠える

ジャニーズに興味がなかった私がジャニーズに落ちた。今なお沼を遊泳中。無断転載禁止。(例:スクリーンショット・コピペなど)

Criminalの歌詞、和訳+深読みしてみました。

和訳+深読み

先日あげたCan't Stopの和訳に引き続き、今回はCriminalの和訳+深読みを。

先日のCan't Stopはこちら:

kstk.hateblo.jp

まずは和訳から。青い部分が元々英語で、日本語に和訳した部分です。  注釈にオンマウスで、元の英語歌詞が表示されます。

Criminal (ジャニーズWEST

火花が散る路地裏 出口のない闇の中
サーチライトから 逃げながら*1
君を連れ去って 走っていく*2
君のためなら なんだってさ
出来んだ だって 愛は無敵
流れる血を 心配そうに 君がじっと見つめるんだ

心隠して 生きるのは ごめんなんだ わかるだろ?
愛はいつも 命がけ

危険な愛*3 乱れた (僕の)愛しい犯罪者*4
戸惑ってる 暇なんて ないぜ?
危険な愛*5 踊ろうぜ 一晩中*6
もう ギリギリ (僕の)愛しい犯罪者*7
この愛はもう止められない Criminal…

人波をかきわけて ざわめく街を置き去り
掴みかかる腕ほどき
車飛び乗りハイウェイへと
誰も信用なんて出来ないまま
生きてた そうさ 今日までは
君が変えてくれたんだMy girl 誰にも渡さない

後悔なんてない 君なしの 未来なんていらないよ
愛に生きる どこまでも

君は僕の宝物*8 狂わす 理性今夜*9
彷徨ってる 心よ 静まって*10
君は僕の宝物*11 世界が 終わっても
もう 構わない (僕の)愛しい犯罪者*12
誰にも邪魔はさせない Criminal…

過去は捨てて 君と二人 未来へ 

危険な愛*13 乱れた (僕の)愛しい犯罪者*14
戸惑ってる 暇なんて ないぜ?
危険な愛*15 踊ろうぜ 一晩中*16

さぁ こっちだよ*17 こっちにおいで*18

(サビ繰り返し) 

さて、深読み開始。何度も言うけど、全部私の勝手な解釈です。

設定

 主人公とお嬢様は無事屋敷を抜け出し、路地裏に迷い込んだ。二人の後を追いかけ、お嬢様を連れ戻そうとする集団との激しい戦いの末、主人公は負傷してしまう。なんとか追っ手をまいて、人が多い場所に逃げ込んだ二人は、車に飛び乗ってハイウェイを目指す…。

 「路地裏」という単語は、それだけで陰鬱とした怪しい雰囲気を醸しだしている。さらに、「闇の中」と例えられているほど暗いのであれば尚更。誰が隠れているかもわからない細い道を、お嬢様の手を引っ張り走り続ける主人公。勿論「出口がない」というのは文字通りの意味だけではなく、二人が置かれている状況のことも指しているのだろう。「サーチライト」で探されているほど、大規模な捜索が行われているようだ。路地裏の「闇」と「サーチライト」の対比も印象的である。

 「火花が散る」という表現には二通りの解釈ができる。

 1つ目は「争いごとによって両者が激しく戦うこと*19」を意味する比喩として。お嬢様を取り戻そうとする集団と彼の間の激しい戦いを表している。

 2つ目は、実際に火花が散っている、という解釈。もしかすると、この火花とは、銃を打ったときに銃口付近で飛び散る火花の事ではないだろうか。その後に「流れる血を」とある事から、主人公が銃撃戦で負傷したと考えることも出来る。なんといっても、お嬢様が連れ去られただけでサーチライトで捜索する集団である。「男の命はどうでもいいから捕らえろ!」と言われていても不思議ではない。

 そして2番Aメロでは、場所はガラリとかわり、「ざわめく」「人波」などの単語からわかるように、人が多い場所に来ている。路地裏の出口がたまたま人が多い場所につながっていたのだろうか。それとも、銃で撃たれ負傷した彼が、人がたくさんいるところなら無闇に発砲できないだろうと人が多いところに逃げたのか…。だとしたらこの主人公、無計画に見えてかなりの策士だ。

Can't Stopとの親和性

 CriminalとCan't Stopの間には親和性がある。もちろん、同じ作詞家さん(zoppさん)が書いているからというのもあるのだが、二つの間には、それを知るとストンと腑に落ちるような共通点が多い。

無言を貫くお嬢様

Can’t Stopと同じように、この歌を通してもお嬢様は一言も発していない。

流れる血を 心配そうに 君がじっと見つめるんだ 

彼女の口ではなく、目だけを使って感情を伝えている。さらに、目の前に怪我をしている人がいるのに、心配そうに見つめることしか出来ないお嬢様を描くことで、いざという時に何も出来ない非力さを演出している。…本当にそうだろうか?

 今までも、主人公はお嬢様の瞳を見て勝手に彼女の心情を都合のいいように解釈している。お嬢様は何故、何もせずにじっと彼のことを見つめていたのだろう。もしも、この「心配そう」というのが主人公の勝手な解釈だとしたら…?お嬢様は、何を思いながら怪我した彼のことを見ていたのだろう。

使われる同じ言葉

同じフレーズが2つの曲で使用されていることが、Can't StopとCriminalの間の一貫したストーリー性を際立てるのに役立っている。

 Criminalの、「この愛はもう止められない」は、ほぼそのまま「Can't Stop=もう止められない」だし、「愛はいつも命がけ 」もCan't Stopの2番サビ「命をかける愛なんだ」に限りなく近い。そして、「誰にも渡さない」というフレーズはそのまま、一字一句違わず両方の歌に登場している。

また、Criminalのこのフレーズ

誰も信用なんて出来ないまま

生きてた そうさ 今日までは

君が変えてくれたんだMy girl 誰にも渡さない

とCan't Stopのこのフレーズ

君に出会って 生まれて初めて(For the First time)

愛の意味を知った

は似ている。彼女に出会って、初めて彼は変われたのである。人を愛することは、その人を信用することに繋がる。だとすれば、今まで誰も信用できなかった=愛することが出来なかった主人公が、お嬢様に出会って変わった=愛の意味を知った、という風に解釈できる。

多用される「愛」という言葉 

 Can't Stopではサビで描かれる様々な「愛」が印象的だった。「綺麗な愛」「汚れた愛」「命をかける愛」「叶わぬ愛」などである。Criminalでも、「愛は無敵」「愛はいつも命がけ」「危険な愛(Dangerous Love)」などの表現が使われている。「恋」ではなく、「愛」という単語が使われていることについても再度指摘したい。

Can't Stopとの違い

もちろん、二つの曲のストーリーが似ている(繋がっている)とは言え、違いもある。この違いを分析することで、屋敷を逃げ出してからの主人公の気持ちの変化を感じることが出来るのではないだろうか。

増加した危険

 Can’t Stopでは、あくまでも主人公の心の葛藤に重きが置かれていたため、彼らを止める人間は登場しなかった。また、ストーリーは全て屋敷内という狭い範囲で行われていて、あくまでもまだ戻れる状態での「逃避行ごっこ」が描かれていた。

 しかし、Criminalでは、Can't Stopでは直接的に描かれなかった、この愛の「危険さ」が描かれている。

 まず、「Dangerous Love」と言い切っていることから、主人公はこの逃避行が危険な行為だと認識している。さらに「掴みかかる腕」や「サーチライト」「流れる血」などの単語から、二人を追う人がいるうえ、彼らはかなり本気でお嬢様を取り戻そうとしていることが見て取れる。

二人の未来という概念

Criminalには「過去」と「未来」という単語が登場する。Can't Stopには二人の未来についての言及は無かった。屋敷を抜けだすことができて、二人の夢が近づいたところで、未来について考えたのかと思われる。

過去は捨てて 君と二人 未来へ

君なしの 未来なんていらないよ

ここで登場する「過去」とは一体いつなのだろう。「過去を捨てる」という表現は、過去にこだわりがある人が使う表現である。主人公の過去はあまり立派なものでは無かったため、これはお嬢様に説いているのだろうか。それとも、過去の関係(執事とお嬢様)を捨てて、君と二人(対等な立場で)未来へ。という意味なのだろうか。謎は尽きない。

 

Criminalって誰のこと?

 歌のタイトルにもなっている「Criminal」という単語。読み方はクリミナル。直訳すれば「犯罪者」だ。曲中では主に「Sweet Criminal」という使い方をされている。

そもそもSweet Criminalとは一体なんなのか。

 まず、Sweet。甘い、という意味の形容詞として使われることが一般的だが、Sweet Girlと言えば優しい、素敵な女の子。「That's Sweet!」という風に使えば、素晴らしい、などの意味になる。さらに、「ハニー」的な感じで、女の子を「Sweetie」と呼ぶこともある(男性が気になる女性、もしくは彼女に言うパターンが多い)。しかし、恋愛関係の男女に限ったことではなく、母親が息子をsweetieと呼ぶことだって出来る。つまり、とても愛おしい対象を呼ぶ名称だ。

 Criminalは犯罪者を意味する名詞である。この二つの単語を横に並べるのは不思議だ、何故なら真逆だから。全体を通して出てくる登場人物は二人。誘拐をしているという点で、Criminalという単語は彼のことを指すと思える。だが、もしかして、このCriminalは君(お嬢様)の事なのではないだろうか。主人公をここまで駆り立てるほど、彼の心を奪ったCriminal。そうすれば、Sweet Criminal=愛しい犯罪者、というのも腑に落ちる。

 そして、サビ前、サビ後などに繰り返される「Criminal.....」。実はCriminalという単語は、名詞だけではなく形容詞としても使える。こちらのCriminalは形容詞としてのCriminalなのではないだろうか。「愚か」「馬鹿げた」「軽々しい」*20などという意味もあるが、もっとスラング的に言うと「信じられないほど悪い」*21というな意味になる。先ほどまではお嬢様を指していた「Criminal」とは打って変わって、サビ前後の「Criminal」の連呼は、主人公の誘拐行為の醜さ、非道さを批判しているのではないだろうか。

Criminalはセクシーな歌?

 なにわ侍ハロー東京*22のショータイムで、小瀧くんはこの曲を「セクシーで、ワイルドな曲です」と紹介している。そして、実際サビにはセクシーさが匂わせられている単語が複数登場する。

 一つ目は「乱れた」である。「乱れたSweet Criminal」とは突然の脱走、追っ手からの追跡をかわすうちに乱れていく彼女の衣服。という解釈することも出来る。すると、気になるのは「踊ろうぜ 一晩中 (All through the night)」。あっ、あれあれ、もしかして…?一晩中何かをする、と言うときは大体一つのことしか指さない。また、パリマニ和訳でも説明したとおり、「踊る」と言えば…??(以下はご想像にお任せします)

 2番サビに注目してもらいたい。「君は僕の宝物 狂わす 理性 今夜」順番的にかなり分かりにくくなったが、「(僕の宝物である)君が、今夜(僕の)理性を狂わせるよ」という風に解釈できる。理性が狂った結果の誘拐なのはもちろんだが、やっと彼女と二人きりになれた彼は理性が狂って…?これはさすがに深読みしすぎだな。

 また、「彷徨ってる心よ 静まって(Good Night)」。直訳すればGood Night=おやすみ、なのだが、「彷徨ってる心」と組み合わせて「静まって」と訳した。この彷徨っている心は、彼女の心だ。何故彷徨っているのかはわからない。屋敷からの脱走をを後悔して、主人公と「ヤツ」の間で心が彷徨っているのか。でも、だとしてももう遅い。主人公にばれている。しかも「Good Night」って言われてしまっているのだ。「そんな迷いはもう捨てて、そんな心は僕が静めさせてあげるから」というか、「君はそこで何も考えずに寝てて」という印象を受ける。相変わらずのヤンデレ感。

 

というわけで、Criminalのおおまかなあらすじは、

決められた相手と望まない結婚をさせられそうになっているお嬢様を愛するあまり、彼女を連れ去った主人公。極悪非道な彼は、自分の心を奪った愛しいお嬢様とふたりなら、どんな未来でも構わない、と怪我を負っても必死に走り続ける。追っ手をまいて車に乗り込み、ハイウェイを目指す。彼女のことは、誰にも渡さない…です!

 

〜おまけ〜

 とにかく、彼らは無事車に乗り込み、ハイウェイを目指すことになる…っていやいや、どう考えてもバッドエンドしか見えない。掴みかかる腕を振りほどいて、車に乗っているのである。至近距離に追っ手は来ている。しかも相手が銃を持っているのだとすれば、タイヤを撃てば一発だ。相手は真っ暗な路地裏で、お嬢様の手を引いて走っている男「だけ」を狙って撃てるスナイパーである。相当な腕だ。

 気になるのは、大サビ前の「さぁ こっちだよ こっちにおいで」。前後の内容的に、多分お嬢様に言っているもので間違いないだろう。しかし、二人は一緒に車にのっているはずである。それなのに、彼だけがどこか離れた場所にいってしまった可能性とは…?思い当たるのは一つしか無い。彼が死んでしまった場合だ。もしもこのCome on Come on...が三途の川の向こう側からの誘いだとしたら………?めっちゃ怖い!!

 

最後までお付き合いありがとうございました!

他の和訳+深読みシリーズはこちら   

リクエストなどあればお気軽にTwitter

 

Criminalは以下のアルバムに収録されています!

go WEST よーいドン! 【通常盤】

パフォーマンスを見たい場合はこちら(2番は収録されていません)

なにわ侍 ハローTOKYO!! (通常仕様) [Blu-ray]

なにわ侍 ハローTOKYO!! (通常仕様) [DVD]

2番まで含んだ、フルのパフォーマンスを見たい方はこちら。

ジャニーズWEST 1stコンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ! (通常仕様) [Blu-ray]

ジャニーズWEST 1stコンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ! (通常仕様) [DVD]

*1:Run Run Run Run Run

*2:Running away

*3:Dangerous love

*4:Sweet Criminal

*5:Dangerous love

*6:All through the night

*7:Sweet Criminal

*8:You're my treasure

*9:Tonight

*10:Good night

*11:You're my treasure

*12:Sweet Criminal

*13:Dangerous love

*14:Sweet Criminal

*15:Dangerous love

*16:All through the night

*17:Come on Come on…

*18:Come on Come on…!

*19:weblio 類語辞書「火花が散る」

*20:Criminal | Define Criminal at Dictionary.com

*21:Urban Dictionary: criminal

*22:2014年12月17日リリース。7人のデビューまでの物語を描いた舞台と、ショータイムが収録されている。