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よわい犬ほどよく吠える

ジャニーズに興味がなかった私がジャニーズに落ちた。今なお沼を遊泳中。無断転載禁止。(例:スクリーンショット・コピペなど)

何度でもあなたに惚れ直す 3人の完走者と4人の仲間

感想・レポ

 マラソンがこんなにドラマを引き起こすなんて誰が予想しただろうか。あの時、TLは一つになって、ジャニーズWESTもオタクも一つになった。沢山のハプニングと沢山の語り手が、一つの大きな物語を描いた。私たちはもう一度惚れ直すことになった。ジャニーズWESTという7人組のグループに。そして、神山智洋中間淳太、濵田崇裕という3人の完走者に。

 今回の大阪マラソンで、マラソンとは人生の縮図だ、と思った。人は追い込まれると、一番大事にしたいものがみえてくる。

それは、淳太くんにとっては、かっこよさと理想を追求し続けること。

神ちゃんにとっては、どんな逆境にも負けない心の強さを持ち続けること。

ちゃんにとっては、どこまでも溢れる優しさを人に与え続けること、だった。

 

中間淳太に惚れ直す

 淳太くんはどこまでもアイドルだった。彼にとっては2度目のマラソン。走る理由を聞けば「モテたいから」。28最男性がモテたいから走る、というのは一見すごく滑稽に思える。しかし、声援に押されて50人抜きをした、ということを聞くと、「ああ、淳太くんだ」と思わず笑ってしまった。でも同時に、涙で視界が滲んだ。

「ファンのみんなは絶対に笑顔にしたる」

じゃーすみん!」

 誰よりもファンが大好きで、ファンを幸せにする。ここまで「アイドル」で居続けることにすごくこだわって、ここまでファンの近くにいてくれて、本当の「幸せ」を私たちに与えてくれようとしたアイドルが今までにいただろうか。「ゴールシーンでも、髪一本乱れずにゴールした」というツイートを見た。これが中間淳太だ。有限実行の男だ。私も思わず「かっこいい!!」と叫んだ。世界一のモテ男が誕生した。

 でも、彼はベストタイムを出すことが出来なかった。私は素直にびっくりした。いつからなのだろう、私は勝手に信じ込んでいた。淳太くんならベストタイムだろうと。お酒好きな男性が禁酒をして、メンバーに「一回り小さくなった」と言われるまでに厳しく自分を律してトレーニングをし、体脂肪率を一桁まで下げて。それでもダメだった。その結果を受けて、彼は号泣した。中間淳太の涙というものは、すごい。強くてなかなか泣かない男性の涙は、色々なものを伝えてくれた。その涙はきっと自分自身への情け無さと、そしてファンの期待に答えられなかった自責の念からだろう。「そんなのいいのに」とオタクが言った。でも、きっと淳太くんにとっては「そんなのよくない」だったんだ。誰よりもファンの幸せを祈り、誰よりもかっこいい自分を見せたかった淳太くんにとって、今回の結果は情けなかったのかもしれない。「応援してくれるファンに顔を見せられないぐらい悔しかった」と、28歳の男性が、悔し泣きするのである。男泣きだ。男の涙は情けないなんてこと、ない。悔し泣きというのは、この世でもっとも美しい泣き方だ。本当に本当に悔しくて、どうすればいいかわからないときに出てくる涙は、その人の本性を見せてくれる。理想が高い人にしか悔し泣きはできない。淳太くんはやっぱり、私たちが知っていたのと同じ、「かっこいいところを見せたい大人の男性」だった。

 

神山智洋に惚れ直す

 ノルマ免除はオタクには救いだったが、神山くんには屈辱だった。まずは怪我、そしてそこからのノルマ免除。自分に厳しい神山くんにとって、周りから与えられた「無理しなくていいよ」という救いの手は、自分を指差して冷やかす嘲笑に感じられたのかもしれない。それでも、マラソンは始まった。「ちゃんと42.195km、気持ちつないで、長い時間になると思うけど、何としてでも走りきらないとね」。戦いは本当に長かった。

 でも、彼の執念は思ってもみなかった奇跡を起こした。神山くんが濵田くんを抜かした。もちろんそれは濵田くんのコンディションがかなり、私たちが想定するよりも数倍悪い、ということを指すことになったのだけれど。だけど、そのニュースを聞いたとき、私は涙が止まらなかった。叫びだしたかった。

「どうだ、見ろ、これが私が好きなアイドルだ!!!!!これが!!!!神山智洋だ!!!!!!!」

 逆境なんてくそくらえ、なんで俺だけノルマないねん、絶対に最後まで走るからちゃんと目ぇかっぴらいて見とけよ!!という神山くんの声が聞こえた気がした。ああ、やっぱり、この人に一生付いて行こう。

 この、負けず嫌いでプライドが高くて、甘えるのが苦手で自分に厳しく、誰よりも努力家な等身大な「神山智洋」を、裸の時代インタビューを通して目の当たりにしたとき、ストンと彼は私の担当になった。よく「真面目奇抜チビ」と紹介される神山くんは、大阪マラソンの日「真面目」ではあったが奇抜でもチビでもなかった。金髪だった髪を黒に染め直した。それは彼なりの気合の入れ方だろう。だとしたらなんてわかりやすいんだろう。なんて単純なんだろう。そして、あの日、苦しそうな顔をしながら、走りきったあの背中は全然小さくなんてなかった。大きかった。あれが男の背中だ。人の気持ちを背負って、覚悟を決めた漢の背中だ。神山くんはギラギラしていて、ひたすら一歩ずつ、ゴールをを目指していた。どんなに苦しそうでも、腕を大きく振って、顔を前に向けて進み続けていた。逆境が無い人生じゃなかった。でも、それを言い訳にしたことなんてなかった。どんな時も自分のベストを尽くして、前をむいて進み続けていた。これが神山智洋の生き様だ。あの6時間37分15秒は、その間に神山くんが見せた執念は、神山智洋が歩んできた22年間を表していた。

 「甘えてもいいんだよ」なんてただのオタクのエゴだった。心のどこかで私たちは「甘えてくれない」神山くんが好きなのだ。こっちが気をもんで、「もっと頼りなよ」「そっちの方が楽だよ」なんていっても、頑固で我が道を行く、神山くんが好きなんだ。42.195kmを、ドクターストップのかかった足で走り抜けた神山くんから感じたのは「執念」だった。彼の目標は完走で、それにむかって彼は進み続けた。ゴール前、彼は走っていた。半分に仕切られたコースは、右半分がチャリティ親子ランだった。でも、そのゴール前の集団の中で一番早く「走って」いたのは神山くんだった。もう42キロ走ってきたはずなのに、隣のコースの1.2キロを走ってきた親子と同じようなスピードで。最後に何人もを抜き去って、ゴールした。笑って手をあげた時のやりきった表情は、間違いなく逆境を乗り越え目標をつかんだ、22歳男性の等身大の笑顔だった。

 

濵田崇裕に惚れ直す

 やっぱりちゃんは、優しい。どこまでも溢れる優しさを見せてくれた。「大量生産して、一家に一台おくべきな空気清浄機」と評される濵田くんは、自分が一番辛いはずなのに優しさと愛を振りまいていた。そうだ、聖母だ。確実に彼は聖職者だった。ずっとTLに流れてきたレポは、彼のファンとの掛け合いを教えてくれた。

 「ちゃーん!」と呼ばれれば笑顔で手を振り

 「誰?」と聞かれれば自己紹介をする。

 応援してくれた人のことばに丁寧に応えて

 笑顔と優しさを振りまく。

 倒れている人がいれば

 手を差し伸べる。

「そういうものに私はなりたい」と続きそうですらある。どっちがどっちを応援しているんだっけ。わからない。それぐらいちゃんは優しい。そんなこと、ずっと知っていたけど、信じられないほど優しい人だ。これをやりながら、42.195km走ったのだ。曲がらない、痙攣した足を引きずりながら、常に自分よりも周りのことを考えていた。怪我ニモマケズ、だ。だからだろう、初対面の人にも名前を呼んで応援してもらっている、と聞いた。これが濵田崇裕なんです、皆さん、以後お見知り置きを!!

 自分が辛い時でも、自分より周りのことを思いやるなんて、並大抵の人間にできることではない。でもそれを難なくやってしまうのである、この濵田崇裕という人間は。ちゃんはファンの期待を背負ってスタートした。思ったよりも戦いは長くて、とっても苦しい思いをしたと思う。でも、ちゃんの長い戦いは自分自身との戦いなんかじゃなかった。あの時、沿道にいたファンも、メンバーも、テレビの前で応援していたファンも、そしてたまたま「ちゃん」を知った人も。全員「はまちゃん」の魅力に引き込まれて、声をあげて応援していた。みんなで戦っていた。「何より応援が大事、応援がなかったらできひんかった」と清々しい顔で語ったちゃんは、確かにみんなの声援に支えられていた。彼は涙を見せなかった。見せたのはいつものへにゃへにゃの笑顔だけだった。沿道のファンに「罰ゲームでもええじゃないか!」と言われ、「ええわけないわ〜!」と笑いながら突っ込んだり、麒麟の田村さんと肩を組んで走ったり。感動だけじゃない、笑顔までプレゼントしてくれた。こんな時まで濵田崇裕だ。ゴールについた時も、真っ先にスタッフさんとハイタッチをして、いろいろな人に笑顔で挨拶をして。誰よりもみんなと一緒にいることを祈った彼は、「みんな」と一緒に42.195キロを走った。そんなちゃんが、一人ぼっちなわけがない。こんなに人を思える人がいるんだ。濵田崇裕は、やっぱり、世界で一番優しい。

 

ジャニーズWESTに惚れ直す

 マラソンの特番にコメンテーターとして重岡くんと桐山くんの2人が登場すると聞いたとき、私は「仕方がないな」と思った。小瀧くんは舞台、流星くんはドラマ。両方共忙しいのだろう、と。だが蓋を開けてみたら、ちゃんとその日、42.195kmを走る仲間を応援しに、会場には二人もきていた。しっかりと、「7人」がそこにいたのである。仲間の最大の挑戦を応援しに。ツインがメンバーカラーのメガホンを持って応援」望がちゃんに冷却スプレーを渡していた」「望が泣いている」「照史が号泣している」「重岡がカメラに隠れて泣いている」TLに数々の情報が溢れた。そこには自分の仲間のことをしっかり応援して、共に「走っている」4人がいた。淳太くんがゴールした時、小瀧くんは真っ先に上着をかけてくれた。照史は駆け寄って、タオルを肩にかけてあげた。そして、ちゃんと神ちゃんのゴールを、彼らは立って待っていた。42.195kmを走り終わったはずの淳太くんですら、そこで待っていた。「メンバー愛」なんて言葉じゃまだまだ足りない。この7人でてっぺん目指して走っているんだよ。なんだか、本当に泣けて泣けて仕方なかった。これがジャニーズWESTだ。これが私の大好きなグループだ。誇りだ。聞いてほしい。ジャニーズWESTが好きだ。あんなに好きだったはずなのに、まだ好きになれる。あなたたちに、また、惚れ直しました。

 

 ずっとずっと、あのゴールシーンが頭から離れない。大きな声で叫びたい。その場にいけなかった、9000キロ離れたファンにも、勇気も笑顔も感動も届いたよ。辛いことがあったら、またあのゴールシーンを見るつもりだ。諦めなければ絶対にできる、って大好きな人が身をもって示してくれているのは、すっごく力になるよ。 きっとまた、育ジャニをみたら記事を更新するだろう。それぐらい、大阪マラソンは私に大きな衝撃を残した。私の好きな人たち、めっちゃかっこいいから。

 

前回神山くんについてだけ書いたエントリ

kstk.hateblo.jp