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よわい犬ほどよく吠える

ジャニーズに興味がなかった私がジャニーズに落ちた。今なお沼を遊泳中。無断転載禁止。(例:スクリーンショット・コピペなど)

Eternalの歌詞、和訳+深読みしました。

和訳+深読み

ジャニーズWEST ラッキィィィィィィィ7発売おめでとうございます!

 今回和訳+深読みしていく曲は「Eternal」。zoppさんや淳太くんが述べていたように、Can't StopとCriminalの続編にあたる曲。淳太くんがなにわぶ誌*1で「歌詞もメロディも、その2曲の世界観を引き継いでます」と書いていたように、同じフレーズや共通する世界観があり、狂愛三部作の終焉(?)にふさわしい作品となっている。

 これまでの2作品も和訳+深読みしてきたので、物語の結末がどうなるのか、お嬢様は救われるのか、二人は一体どうなるのか…?今回もワクワクしながら深読みさせてもらった。

前回の記事はこちら: 

Can't Stopの歌詞、和訳+深読みしました。 - よわい犬ほどよく吠える

Criminalの歌詞、和訳+深読みしてみました。 - よわい犬ほどよく吠える

 それでは早速、歌詞を見ていこう。

青い部分が元々英語で、日本語に和訳した部分。  注釈にオンマウスで、元の英語歌詞が表示される。

Eternal

(歌:ジャニーズWEST 作詞:zopp 作曲・編曲:STEVEN LEE/Andreas Stone Johansson)

 

誰も「止められない」*2 ハイウェイを抜け出し

最果ての街へと 廃屋に潜み これで大丈夫*3

魚のように身を寄せ合う

不安なんて捨てて、*4 心配しないで*5

 

セピアの月に照らされ 震える天使を強く抱いた

君を愛せて 自分になれたよ

僕は自分の道を貫くさ*6

 

愛が止められない 止めたくない

どこにも 君を行かせない*7

輝く未来も涙も 全てくれないか

刹那のKissでも 永遠のようだ*8

終わりじゃ消せない情熱

世界中敵になっても 君を守り抜く

君がいないと 永遠の暗闇しか残らない*9

 

エンジン音が 近づいてくる

あいつらがやってくる 安息の時は 短すぎるね*10

これが最後の戦いだ

さぁ始めよう、*11 準備はもう出来てるよ*12

 

君が隣にいるなら どんな終わりもきれいだね

後悔なんてない 夜が明けてくよ

僕は自分の道を貫くさ*13

 

命が尽きても また逢える

どこでも 君の側にいてあげる*14

君は優しく微笑んで 静かにうなずいた

刹那の愛でも 永遠さ*15

闇夜じゃ消せない輝き

どんな罪も罰も受ける でも邪魔はさせない

さよならなんて絶対言わない*16

 

ラップ部分(追記を御覧ください)

 (サビ繰り返し)

それでは、深読み開始! (もちろん、すべて私の個人的な解釈です)

設定

 ハイウェイを降りた二人は「最果ての街」の「廃屋」に逃げこむ。Can't Stopではシャンデリアが煌く屋敷から物語が始まったことを考えると、二人を取り巻く状況がかなり変わったことが分かる。そこで身を寄せ合って隠れながら、主人公は不安そうな彼女に「Don't you worry=心配しないで」と語りかけている。二人は刹那のKissをして、愛を確かめ合う―そんな安息の時もつかの間、お嬢様を取り戻しに「あいつら」がやってきた。

 ストーリーはzoppさんがツイートされていたように、Can't StopとCriminalの続きになっている。コンセプトとしては「罪の行方」がテーマだろうか。

 まず基礎単語として、タイトルにもなっているキーワード、Eternalは「永遠の」「不滅の」「果てしない」などという意味がある。*17この単語は、歌詞の中には「Eternal Darkness=永遠の暗闇」というように「暗闇」という単語を修飾している。主人公は彼女に対して、「君がいないと永遠の暗闇しか残らない」と説明している。

Can't stop Criminalとの相違点

共通点
  • 「愛」という単語の多用

 Eternalに登場するのは「刹那の愛」。さらに興味深いのは、「刹那のKissでも Like a 永遠」「刹那の愛でも It's a 永遠」刹那と永遠という、正反対の意味の言葉が並置されている。

  • 無言を貫くお嬢様

「君は優しく微笑んで 静かにうなずいた」…お嬢様、今回もしゃべりませんでした!

  • 彼女に出会って生まれ変わった主人公

 今回も、「君を愛せて 自分になれたよ」というフレーズを通して、彼女を愛したことによって彼が変わることが出来たということがわかる。注目したいのは「自分になれたよ」という表現。もしかすると、主人公は今まで特に何のこだわりもない、選択をしない人生を送っていたのかもしれない。ところが、彼は彼女と出会って自分になり、意見をもち、行動することを覚えた。それがこの略奪愛のきっかけだったのではないだろうか。

  • 止められない

Criminal 「この愛はもう止められない」

Can't Stop「Can't Stop=もう止められない

Eternal「愛が止められない 止めたくない」

物語は始まった。彼の愛が止められないのと同じように、動き出した物語も止まらない。物語は「終わり」に向かっていくのである。

両曲との違い
  • 命がけ…?

 前回のCriminal深読みでも書いたように、「愛はいつも命がけ 」(Criminal)「命をかける愛なんだ」(Can't Stop)という風に、命をかけている様子が描かれていた。今回も命という単語が登場している。しかし、今回のフレーズは「命が尽きても また逢える」ついに「命が尽きる」という前提が加わったのである。

  • 君を守り抜く

また、曲中に「何があっても君を守るよ」的なセリフが一切無いことについても指摘したい。逃避行しているなら是非とも入れておきたいぐらい、恋愛曲に頻繁に登場するフレーズだ。

Can't Stopの歌詞、和訳+深読みしました。 - よわい犬ほどよく吠える

と、前回の記事で書いたように、Can't StopやCriminalにはそのようなフレーズはなかった。しかし、Eternalには「世界中敵になっても 君を守り抜く」というフレーズが登場している。

  • 両思い…?

 共通点として、お嬢様が無言を貫いている点を上げた。しかし、注目したいのは「微笑んだ」という部分。お嬢様が、ついに表情を動かしたのである。あくまでも「優しく微笑んで、静かにうなずいた」だけではあるが、主人公の気持ちがお嬢様に届いたのである。おめでとう

 また、廃屋の中で二人は「魚のように身を寄せ合」っている。さらに「刹那のKiss」という表現にも注目したい。ここまでで初めて直接的に両者の間の愛の行動が描かれている。

キーワード

この歌の中に登場するたくさんの言葉の中でも、幻想的でピリッとした世界観を創りだすのに役立っていると思うキーワードをいくつかご紹介したい。

幻想的な世界観

 Bメロで登場する「セピアの月」や「震える天使」という言葉たちがとても興味深い。セピア、といえばなんとなく懐かしくて、物悲しい印象を受ける言葉だ。また、これまでは君としか呼んでいなかったお嬢様のことを「天使」と例えている。天使というのは、ジャニオタはよく使う単語だが、本当に愛おしい対象を表す言葉だ。この一言だけで、主人公がどれだけお嬢様のことを愛しているかがひしひしと伝わってくる。この少し非日常的な言葉を使うことで、物語が一気に幻想的でロマンチックになっている。

光と闇

この歌の中では光と闇に関するキーワードが登場する。

   光:セピアの輝く未来

   闇:永遠の暗闇闇夜

 興味深いのは闇の概念。主人公は、「君がいないとOnly Eternal Darkness=永遠の暗闇しか残らない」と書いている。それなのに、

刹那の愛でも 永遠さ*18

闇夜じゃ消せない輝き

と言っている。お嬢様がいないと暗闇しか残らないはずなのに、二人の間の「刹那の愛」には「闇夜じゃ消せない輝き」があるのである。つまり、お嬢様の側にいられなくなっても、二人の愛の輝きは変わらない。

 また、「夜が明けていくよ」という言葉も興味深い。まさに闇に光が差し、新しい幕開けを思わせる。実は、3曲の中で時間が動いていく表現があるのは今作が初めて。「永遠=Eternal」「刹那」と合わせて、「夜が明ける」もまた時間を表す言葉だ。

何が「永遠」なのか

「刹那のKissでも 永遠のようだ=Like a 永遠」

「刹那の愛でも 永遠さ=It's a 永遠」

likeとはそのまま「~のようだ」となる。つまり、彼女とする刹那のキスは永遠の「よう」に感じるのに、彼女との刹那の愛は「永遠」なのだ。ここであえて表現を変えて断言していることに注目したい。

「永遠」とEternal、両方の形容詞が修飾した単語は「刹那の愛」「刹那のKiss」そして「Eternal Darkness=永遠の暗闇」の3つである。この中のどれが本当に永遠なのだろう

「終わり」を示す言葉たち

 この歌詞の中には、終わりを示唆する言葉たちが多く登場していた。「最果ての街」という言葉からは、これ以上先、どこにも逃げ出せないということを表している。そこからの「廃屋に潜みAll good(これで大丈夫)」。いわゆる死亡フラグ大体こういう時は大丈夫じゃない。この予感は虚しくも当たり、そのあとに「あいつらがやってくる」のである。続く「最後の戦いだ」というフレーズは、「あいつら」との直接対決を意味しているのだろう。相手は複数。こちらはお嬢様が味方してくれないと仮定すると一人。数的不利な上、相手は多分武器を持っている……大変だ…!さらに続くのは「命が尽きても」というフレーズ。Criminalでも乱立していた死亡フラグが、さらに増えている。

 また、「終わりじゃ消せない情熱」「どんな終わりもきれいだね」の二つには、直接「終わり」という単語が使われている。興味深いのは、「終わり」という言葉を使っているにも関わらず、歌詞から一切悲壮感が漂っていないことだ。

ラップ部分

2016年1月13日追記:

ラッキィィィィィィィ7コンサートが始まり、大阪公演が終わったところでフォロワさんから「バクステモニターにラップ部分英語歌詞がでていますよ!」という貴重な情報を頂き、メモをした。(マツさん、ありがとうございます!)

君が愛すべき人生を送れ *19

君は僕の全てだ、だから同じように愛してよ*20

暗闇が全て無くなっても*21

まだ気の滅入るような薄暗い光が続くから*22

君のことを待っているよ*23

 興味深いのは一行目だ。主人公が、「君」にたいして選択を迫っているようにも見える。奴と一緒に生きるか、僕と一緒に死ぬか、というところだろうか。しかし、2行目ですぐにその提案をひっくり返し、「だから君も僕のことを同じように愛してよ=so baby love me so」と言っているのである。

 3~5行目は一連として解釈できる。暗闇が全て無くなった後も、彼はまだ「downer light」の中にいるのである。downerというのは、「気が滅入るような」や「うんざりするような」という意味がある*24。つまり、暗闇がなくなった後でもまだ世界は明るくならない。気が滅入るような、薄暗い光が広がるだけなのである。主人公はその薄明かりの中で彼女のことを待ち続けている。では、この「気が滅入るような光」はどこから来ているのだろうか?もしかすると、この光を放っているのは、彼の愛かもしれない。面白い(怖い)のは、「君がいないと永遠の暗闇しか残らない」はずだったのに、実際は気が滅入るような光があるのである。彼女がいなくても、彼からの愛はなくならない。そして、その気が滅入るような光の中で、主人公は「君」のことを待ち続けていくのである。

物語の結末は?

 主人公は「終わり」が来ることを知っていながら、悲観的になっていない。なぜなら「君が隣にいるならどんな終わりもきれい」で、「命が尽きてもまた逢える」と信じているからである。主人公の思い込みはかなり狂気的だ。今までもそうだったが、Eternalでは死という概念がさらに身近に感じられるため、狂気が強調されている

 また、「続き」の概念にも注目したい。終わりが近付いているはずなのに、主人公だけには「続き」が見えているのである。主人公は、死ねば二人の愛が終わりだと思っていない「終わりじゃ消せない情熱」という発言からそれがわかる。主人公のお嬢様への情熱は終わり=死ぐらいで消せるものではないのだ。

 また、どんな罪も罰も受ける でも邪魔はさせない」というフレーズ。罪と罰を受けることも厭わない、と素直に罪を償う姿勢を見せておきながらも、「でも邪魔はさせない」と強い気持ちを見せている。お嬢様と共にいるためなら何も譲らないという主人公の強い意思が感じられる。

 「命が尽きても また逢える」。主人公は自らの犯した罪を償うには自分の命を捧げるしか無いことを察しているのだ。しかし、それでいて彼は怖がっていない。「また逢える」と終始ポジティブである。何が彼をこうさせてしまったのか。お嬢様と自分の間の運命の赤い糸を信じきっている…!

 「I can't let you go」には「君を離したくない」という意味がある。今回は、「どこにも」がついていたので「どこにも君を行かせない」と訳したが、実際は離したくないという意味だ。さらに畳み掛けるように続く、「輝く未来も涙も 全てくれないか」……。未来をくれないか、というのはプロポーズのセリフにも思える。思い返してみれば、婚約者にもらった指輪を抜き捨てて連れ去ってきたのだから、お嬢様に対してプロポーズのセリフをしてもおかしくはない。しかし、主人公は自分自身の終わり(死)が近いことを分かっている。その上で、「君を離したくない」「輝く未来を(中略)くれないか」と言っているのだ。死んでも一緒にいる方法は1つしかない。…だとすれば「どこでも 君の側にいてあげる=I'll be there for you」が怖い。どこでもって、どこ?そして、極めつけの「さよならなんて絶対言わない=I never say goodbye」こ、怖い…!!

  彼らが見つけた楽園は天国でも地獄でもなかったのではないだろうか。主人公にとっては、お嬢様といることが何よりも救いで、唯一の願いだった。彼にとって、今目の前に迫っている「終わり」は小さなものだ。なぜなら二人の愛はEternal=永遠なのだから。

 …しかしお嬢様にとっては大問題だろう。「命が尽きてもまた逢える」「どこでも君の側にいてあげる」「君が隣にいるなら どんな終わりもきれいだね」……そして極めつけに、未来をくれないか…そう、主人公は多分心中を企んでいる。死の先が天国だろうが地獄だろうが、多分なんなら来世まで、ずっとつけまわしそうな勢いだ。これがプロのストーカー…!でもここまでくると、主人公に肩入れしたくなってくる。来世は同じ身分に生まれるといいね…!

Eternal 意味 考察 日本語 翻訳 読み方 解釈

と、いうわけでEternalは

決められた相手と望まない結婚をさせられそうになっているお嬢様を愛するあまり、彼女を連れ去った主人公。ハイウェイを降り、廃屋に逃げ込んだ彼らはつかの間の安息の間に、Kissを交わす。お嬢様がいない人生を送るぐらいなら、「終わり」ぐらい怖くはない、と死を覚悟し、最期まで自分の道を貫くことを決心した主人公。追っ手と最後の戦いが始まった。お嬢様、来世でもいっしょだよ…

 こちらの曲、Eternalは12月9日発売、ジャニーズWESTの2ndアルバム、ラッキィィィィィィィ7に収録されている。是非聞いてみてください!

 

他の和訳+深読みシリーズはこちら   

【次回予告】同じくラッキィィィィィィィ7収録、中間淳太くんのソロ曲、「Tamer」の和訳深読み、12月9日深夜〜朝投稿予定!お楽しみに!

【追記】Tamer、完成しました:Tamerの歌詞、和訳+深読みしました。 - よわい犬ほどよく吠える

 

ラッキィィィィィィィ7

ラッキィィィィィィィ7

 

 

*1:2015年12月2日更新分

*2:No one ”Can't stop”

*3:All good

*4:Just let it go,

*5:Don't you worry

*6:Gotta go Gotta go my way

*7:I can't let you go

*8:Like a 永遠

*9:Only Eternal Darkness

*10:Too short

*11:Just do it now,

*12:I'm ready now

*13:Gotta go Gotta go my way

*14:I'll be there for you

*15:It's a 永遠

*16:I never say goodbye

*17:eternalの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

*18:It's a 永遠

*19:Live the life you should love

*20:You are my everything so baby love me so

*21:When the all of the darkness is gone

*22:Cause still in the downer light

*23:I will wait for you

*24:downerの意味 - 英和辞典 Weblio辞書