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よわい犬ほどよく吠える

ジャニーズに興味がなかった私がジャニーズに落ちた。今なお沼を遊泳中。無断転載禁止。(例:スクリーンショット・コピペなど)

B.A.D. - Beautiful American Dream

ポエミー分析

 時は西部開拓時代。アメリカには、一攫千金を夢見る開拓者達が集まってきた。新大陸では、人種も、身分も、家柄も関係はない。何も持っていなくても、志さえあれば黄金を見つけ、成功することが出来る。努力をすれば、何でも叶う。そんな可能性を指した言葉が「アメリカン・ドリーム」だ。

 中には、アメリカンドリームを追いかけ、借金をし、挑戦し続ける人々のことを荒唐無稽だと笑う人もいた。だが、そうだろうか。夢を見ることや、夢に向かって挑戦し、努力することは美しい。「ビューティフル・アメリカン・ドリーム」―そんな名前を持つグループが、関西ジャニーズJr.にいた。

 ジャニーズJr.にぴったりな名前だと思う。デビュー、という夢に向かって、ひたすら努力する。掴めば、まさに一攫千金。彼らのデビューへの憧れは、開拓者たちが見ていたアメリカンドリームと似ている。

 しかし、このグループ名にはまだ秘密がある。「B.A.D.」と略されると、また違う顔を見せる。「bad」という単語には、「悪い」という意味がある。二人は、名前にちなんだ、ワルっぽい世界観を良く表現していた。

 中間淳太桐山照史。彼らは、お互いに背中を預けながら、10年以上がむしゃらに走り続けた。時には喧嘩をし、諦めることを考え、それでもまだ夢を追い続けた。そして二人は彼らなりの「アメリカン・ドリーム」、デビューを掴んだ。2014年の4月のことである。

 そして、2016年。ラッキィィィィィィィ7と名付けられたコンサートツアーが行われた。「ジュニア時代のグループ名にかけた雰囲気のステージを考えている。」会場に入った私の目に飛び込んできたのは、巨大なスロットマシンだった。周りには大きくてカラフルなカジノコインが散らばっていた。スロットで、一攫千金を狙う。カジノ風のステージが表していたのは、とても美しい「アメリカン・ドリーム」だった。

 二人がもう見ないのであれば、私がアメリカンドリームの続きを見よう。「いつかまた、B.A.D.で出たい」―そんな彼の発言を信じて、今日も私は生きていく。西部開拓時代に、金を掘り当てるという夢を見て挑戦し続けた開拓者達のように、私も「ビューティフル・アメリカン・ドリーム」を夢見ながら挑戦を続けよう。二人がB.A.D.としてもう一度ステージに立ってくれる日を心待ちにしながら。